ズッキーニの栄養と健康効果

ズッキーニの栄養素の概要

 

 

ズッキーニの主な品種としては4つあります。「グリーントスカ」は、細長い形の緑果種、「オーラム」は細長い形の黄果種です。「ゴールディー」は、球形の全体的に黄色の果実で、ヘタ周辺部分が緑色のズッキーニです。「アラジン」(スキャローブ)は、いびつな円盤形の薄緑色のズッキーニです。日本では「グリーントスカ」が主流です。

 

 

ズッキーニと言えば、どうしてもおしゃれな食材ということの方がイメージとしては先行しますが、ズッキーニはかぼちゃの仲間ですから、いろいろな栄養素も含まれています。

 

 

ズッキーニ、皮付き、生での100gあたりの栄養価(USDA栄養データベース)ですが、エネルギー:4.1kcal、炭水化物:3.11g、糖分:2.50g、食物繊維:1.0g、脂肪:0.32g、飽和脂肪酸:0.084g、一価不飽和脂肪酸:0.011g、多価不飽和脂肪酸:0.091g、タンパク質:1.21g。ビタミン類では、ビタミンA相当量:10μg、ビタミンA:200 IU、チアミン(B1):0.045mg、リボフラビン(B2):0.094mg、ナイアシン(B3):0.451mg、ビタミンB6:0.163mg、葉酸(B9):24μg、ビタミンC:17.9mg、ビタミンE:0.12mg、ビタミンK:4.3μg。ミネラル類では、カルシウム:16mg、鉄分:0.37mg、マグネシウム:18mg、リン:38mg、カリウム:261mg、ナトリウム:8mg、亜鉛:0.32mg、となります。

 

 

カリウムは比較的多く含まれています。カリウムには余分なナトリウム(塩分)を排泄する作用があり、高血圧対策にも効果があります。長時間の運動での筋肉痙攣などを予防する効果もあります。

 

 

ビタミンCもしっかり含まれ、風邪の予防、疲労回復、肌荒れ対策などに効果があります。そしてかぼちゃ類の特徴でもありますが、ズッキーニにはβ(ベータ)-カロチンやビタミンB群が含まれています。